オプトインとオプトアウトの違い
先に同意をもらうか、断られるまで送るか

更新日 2026年11月2日 読む時間の目安 約5分
この記事の要点
  • 広告宣伝メールのルールで使う言葉です。オプトインは、あらかじめ送信に同意した相手にだけ送ってよいという考え方です。
  • オプトアウトは、一般に受け手が拒否の意思を示すまでは送れるという考え方で、事前の同意を求めるオプトインとは逆です。
  • 「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」(迷惑メール防止法)は、広告宣伝メールにオプトイン規制を定めています。
この記事の目次
  1. オプトインとは
  2. オプトアウトとは
  3. 迷惑メール対策サービスの「指定ドメイン」
  4. 違いを表で比べる
  5. お客様に説明するときは
  6. 試験での問われ方
  7. 覚え方
  8. 第8章の問題を解いてみる
  9. よくある質問

オプトインとは

オプトイン(opt-in)は、事前に同意した相手にだけ、送ることを認める考え方です。「あらかじめ、いいですよ、と言ってくれた人にだけ送る」と覚えます。

モバイルの試験では、広告宣伝メールのルールとして出ます。広告宣伝メールは、出会い系サイトやアダルト系サイトへの登録、サービスや商品の販売を誘うメールで、迷惑メールの中で最も多く流れています。トラブルを防ぐために、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」(迷惑メール防止法、特定電子メール法)は、広告宣伝メールを送る者に対し、原則として、あらかじめ送信に同意した相手にだけ送ってよい、とするオプトイン規制を定めています。

オプトアウトとは

オプトアウト(opt-out)は、一般に、受け手が「送らないで」と拒否を伝えるまでは、送ってよいとする考え方です。受け手が何もしなければ、送り続けられます。

試験では、オプトインの逆の考え方として、誤りの選択肢に出てきます。「広告宣伝メールは、事前の同意なしに送ってよいと法律で定められている」のような記述は誤りです。

オプトインとオプトアウトの違い オプトイン(広告宣伝メールの規制) 先に同意 同意した人 だけに送る オプトアウト(逆の考え方) まず送れる 拒否されたら 送らない 特定電子メール法は、オプトイン規制を定めている
オプトインとオプトアウトの違い(もちこ道場のまとめ)

迷惑メール対策サービスの「指定ドメイン」

同じ第8章の迷惑メール対策では、移動体通信会社が提供するサービスの名前も出ます。中でも取り違えやすいのが、指定ドメインと指定アドレスです。

  • 指定ドメイン受信・拒否: メールアドレスの「@」より右側のドメイン名を指定して、そのドメインから送られたメールだけを受信する、または受信を拒否する。
  • 指定アドレス受信・拒否: メールアドレスそのものを指定して、そのアドレスから送られたメールだけを受信する、または受信を拒否する。

オプトイン・オプトアウトは「送る側のルール」、指定ドメインなどは「受け取る側の対策」です。立場が違うので、混ぜないようにします。

違いを表で比べる

比べること オプトイン オプトアウト
送ってよい条件 あらかじめ同意した相手 受け手が拒否するまで
受け手が何もしないと 送られない 送られ続ける
広告宣伝メールの法律 特定電子メール法が定めている 試験では、誤りの選択肢として出る
ほかの語との関係 フィルタリングの方式(ホワイトリスト・ブラックリスト)とは別 同左

お客様に説明するときは

お客様から広告メールの相談を受けたときは、まず「あらかじめ同意した相手にだけ送るのが、広告宣伝メールの原則のルール」だと伝えます。そのうえで、受け取りたくないメールは、移動体通信会社の迷惑メール対策サービス(指定ドメイン、指定アドレス、URL付きメール拒否など)で減らせることを案内します。心当たりのない請求などのメールの URL や電話番号には、アクセスしないよう伝えます。

試験での問われ方

スマートフォン・モバイル実務検定では、第8章「モバイルにおけるセキュリティ」で出ます。もちこ道場の第8章の問題(全50問)のうち、オプトイン・オプトアウト・指定ドメインを扱う問題は9問あります。

  • 穴埋め: 「あらかじめ同意した相手に限って送信を認める規制」にオプトインを選ぶ。選択肢に、オプトアウト・フィルタリング・ブラックリストが並びます。「@」の右側を指定する迷惑メール対策に指定ドメインを選ぶ問題もあります。
  • 2つの空欄の組み合わせ: 「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」と「オプトイン規制」を、正しい組み合わせで選ぶ。法律の名前や規制の名前を入れ替えた選択肢が並びます。
  • 記述を選ぶ: 「広告宣伝メールは、事前の同意なしに送ってよいと法律で定められている」のような、逆の記述を見抜く。

覚え方

  • イン(in)=入る。同意をもらって、受け手の世界に入ってよいのがオプトイン。アウト(out)=出る。拒否して、そこから出るのがオプトアウト、と覚えます。
  • 広告宣伝メールの法律の問題は、「あらかじめ同意」とあればオプトインと読めば、ほぼ迷いません。

第8章のほかの用語は「第8章 モバイルにおけるセキュリティの要点」にまとめています。

第8章の問題を2問、解いてみる

もちこ道場の第8章の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。

問1

「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」では、広告宣伝メールに起因するトラブルを防ぐため、原則として送信にあらかじめ同意した相手に限ってメールの送信を認める1規制を定めている。

答えと解説を見る

正解は 4(オプトイン)です。

【概要】

特定電子メールの送信の適正化等に関する法律は、広告宣伝メールを原則として事前に同意した相手にだけ送ることを認めている。この規制をオプトイン規制という。

【図解】実験的機能

迷惑メール・迷惑電話の対策 迷惑メール・迷惑電話の対策

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. オプトアウトあなたの解答 オプトアウトは一般に受信者が拒否を伝えるまでは送信できる考え方であり、事前の同意を条件とする本問の規制ではない。
  • 2. フィルタリングあなたの解答 フィルタリングは有害情報へのアクセスを制限する仕組みであり、広告宣伝メールの送信条件を定める規制ではない。
  • 3. ブラックリストあなたの解答 ブラックリストは有害と思われる特定のWebサイトだけを制限するフィルタリング方式であり、メール送信の規制ではない。
  • 4. オプトイン正解あなたの解答 オプトインは送信前に受信者の同意を得ることを求める考え方であり、空欄(1)の規制に当てはまる。

問2

移動体通信会社が提供する迷惑メール対策サービスのうち、メールアドレスの「@」よりも右側の部分を指定し、そこから送信されたメールだけを受信、または受信を拒否する設定を1受信・拒否という。

答えと解説を見る

正解は 1(指定ドメイン)です。

【概要】

指定ドメイン受信/拒否は、メールアドレスの「@」より右側のドメイン名を指定し、そのドメインからのメールだけを受信するか、受信を拒否する迷惑メール対策サービスである。

【図解】実験的機能

迷惑メール・迷惑電話の対策 迷惑メール・迷惑電話の対策

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. 指定ドメイン正解あなたの解答 指定ドメインは「@」より右側のドメイン名を指定して受信または拒否を行う方式であり、空欄(1)に当てはまる。
  • 2. 指定アドレスあなたの解答 指定アドレスはメールアドレスそのものを指定して受信・拒否する方式であり、「@」の右側だけを指定する本問の方式ではない。
  • 3. HTMLメールあなたの解答 HTMLメールはHTMLで記述されたメールを指し、その受信拒否はドメインを指定して振り分ける本問の方式ではない。
  • 4. なりすましメールあなたの解答 なりすましメールは送信元アドレスを偽って送られたメールを指し、その受信拒否はドメインを指定する本問の方式ではない。
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よくある質問

オプトインとオプトアウトは、フィルタリングの方式でもありますか?

いいえ。フィルタリングの方式は、安全と判断したサイトだけ見られる「ホワイトリスト方式」と、有害なサイトだけを制限する「ブラックリスト方式」です。オプトイン・オプトアウトは、メールを送ってよい条件の話で、フィルタリングの方式ではありません。試験では選択肢に並ぶので、見分けが大事です。

迷惑メールの対策には、どんなサービスがありますか?

移動体通信会社が、URL付きメール拒否、指定アドレス受信・拒否、指定ドメイン受信・拒否、HTMLメール拒否、なりすましメール拒否などのサービスを提供しています。これらを使うと、受け取る迷惑メールそのものを減らせます。

迷惑メールの URL を、うっかり開いてしまうのは危険ですか?

迷惑メールへの最も効果的な対策は、メールに書かれた URL や電話番号にアクセスしたり連絡したりしないことです。偽のサイトに誘導されて、ログイン ID・パスワード・個人情報を盗まれる、フィッシング詐欺のような被害もあります。

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出典・注記

出題範囲は、2026年11月2日にMCPC の公式ページで確認しました。用語の説明は、もちこ道場の問題と解説をもとにまとめたものです。

  1. スマートフォン・モバイル実務検定(MCPC 公式)