SDHC と SDXC の違い
SDカードの容量の区分

更新日 2026年11月2日 読む時間の目安 約4分
この記事の要点
  • SDHC と SDXC は、どちらもSD カードの上位規格で、違いは対応する容量です。
  • SDHC は 2GB を超えて 32GB まで、SDXC は 32GB を超える大容量に対応します。通常の SD カードは 8MB〜2GB です。
  • どちらも、端末側のカードスロットがその規格に対応していないと使えないので、販売のときは端末の対応を確かめます。
この記事の目次
  1. SDHC とは
  2. SDXC とは
  3. 通常の SD カードとの位置づけ
  4. 違いを表で比べる
  5. お客様への説明のしかた
  6. 試験での問われ方
  7. 覚え方
  8. 第5章の問題を解いてみる
  9. よくある質問

SDHC とは

SDHC(SDHC カード)は、SD カードの上位規格で、2GB を超える容量を実現しています。教科書では、4GB から 32GB までをサポートするとされ、スマートフォンでは、小型の microSDHC で 32GB のものが製品化されています。

SDXC とは

SDXC(SDXC カード)も、SD カードの上位規格です。32GB を超える容量を実現していて、小型の microSDXC では、教科書の2024年3月時点で 2TB のものまで製品化されています。写真や動画など、大きなデータを多く保存したいときに向く規格です。

通常の SD カードとの位置づけ

SD カード(SD / microSD)は、SD アソシエーションが中心となって開発した、着脱できる小型メモリカードです。容量は 8MB〜2GB で、外部メモリカードとして広く使われてきました。SDHC と SDXC は、この SD カードの上位にあたります。端末の小型化にあわせてカードも小型化していて、変換アダプタを使えば、上のサイズのカードとして利用できます。

SDカードの容量の区分 SDカードの容量の区分 SD 8MB〜2GB SDHC 2GB超〜32GB SDXC 32GB超(2TBの製品も) どれも端末のスロットが規格に対応している必要がある
SDカードの容量の区分(もちこ道場のまとめ)

違いを表で比べる

比べること SD SDHC SDXC
容量 8MB〜2GB 2GB超〜32GB(4GB〜32GB) 32GB超
位置づけ 通常の SD カード SD の上位規格 SD の上位規格
端末側のスロット — SDHC に対応している必要がある SDXC に対応している必要がある

お客様への説明のしかた

お客様が大容量のメモリカードを買い足すとき、いちばん多い落とし穴は「カードは使えるのに、端末のスロットが対応していなかった」ことです。容量が大きいカードほど、端末側の規格の対応を確かめると伝えます。

  • 32GB までのカードなら、SDHC までの対応。
  • 32GB を超えるカードは、SDXC への対応が必要。

販売のときは、容量の数字だけでなく、端末の仕様でスロットの対応規格を確認してから案内します。

試験での問われ方

スマートフォン・モバイル実務検定では、第5章「モバイル機器の構造」で出ます。もちこ道場の第5章の問題(全50問)のうち、SD・SDHC・SDXC を扱う問題は6問あります。

  • 穴埋め: 「32GB を超える大容量の上位規格」に SDXC、「2GB を超え 32GB までで、端末側のスロットも対応が必要」に SDHC を選ぶ。SD カード・SIM カード・コンパクトフラッシュなどが選択肢に並びます。
  • 2つの空欄の組み合わせ: 外部メモリとして使う「microSD カード」と、32GB を超える上位規格の「microSDXC」を、正しい順で選ぶ。
  • 記述を選ぶ: 「SDXC は 2GB までしか使えない」「端末が非対応でも全部のスマートフォンで使える」のような不適切な記述を見抜く。

覚え方

  • 名前の最後の1字で覚えます。HC は High Capacity(大容量)の頭文字、XC は eXtended Capacity(さらに拡張した大容量)の頭文字です。XC のほうが大きい、と覚えます。
  • 境目は 32GB。32GB まで(超えない)なら SDHC、32GB を超えるなら SDXC。
  • 通常の SD は 2GB まで。SD → SDHC → SDXC の順に、容量が増えます。

第5章のほかの用語は「第5章 モバイル機器の構造の要点」にまとめています。

第5章の問題を2問、解いてみる

もちこ道場の第5章の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。

問1

スマートフォンのデータ保存容量を拡張するために用いられるメモリカードのうち、32GBを超える大容量を実現している上位規格を1という。これを使うには、端末のカードスロットがこの規格に対応している必要があるため、販売時の確認が重要である。

答えと解説を見る

正解は 3(SDXCカード)です。

【概要】

SDカードの上位規格のうち、32GBを超える大容量に対応するのはSDXCカードである。端末側のスロットもSDXC規格に対応していなければ利用できない。

【図解】実験的機能

SDカードの規格と端末のスロット SDカードの規格と端末のスロット

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. SDカードあなたの解答 SDカードは8MB~2GBの容量を扱う着脱式の小型メモリカードであり、32GB超の大容量規格ではない。
  • 2. SDHCカードあなたの解答 SDHCカードは2GB超から32GBまでを扱う上位規格であり、32GBを超える容量には対応していない。
  • 3. SDXCカード正解あなたの解答 SDXCカードはSDカードの上位規格として32GBを超える容量を実現しており、対応スロットが必要である。
  • 4. コンパクトフラッシュあなたの解答 コンパクトフラッシュはスマートフォン用メモリカードには当てはまらず、本問のSDの上位規格ではない。

問2

従来のSDカードより大容量の上位規格で、2GBを超え32GBまでの容量をサポートし、端末側のスロットも対応していないと使えない規格は1である。

答えと解説を見る

正解は 2(SDHCカード)です。

【概要】

SDHCカードは、SDカードの上位規格であり、4GBから32GBまでの容量をサポートする。microカードを使うときは、端末のカードスロットがSDHC規格に対応している必要がある。

【図解】実験的機能

SDカードの規格と端末のスロット SDカードの規格と端末のスロット

図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。

【各選択肢の解説】

  • 1. SDカードあなたの解答 SDカードは、容量が8MBから2GBまでの規格であり、2GBを超える容量には対応していない。
  • 2. SDHCカード正解あなたの解答 2GBを超え32GBまでの容量という条件は、この規格に当てはまる。
  • 3. SDXCカードあなたの解答 SDXCカードは、32GBを超える容量を実現した上位規格であり、32GBまでという条件に合わない。
  • 4. SIMカードあなたの解答 SIMカードは、電話番号などの加入者情報を記録したICカードであり、データを保存するメモリカードの規格ではない。
問題を解いて確かめる

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よくある質問

SDHC と SDXC の境目は、何 GB ですか?

32GB です。SDHC は 2GB を超えて 32GB までに対応し、SDXC は 32GB を超える容量に対応します。通常の SD カードは 2GB までです。

容量が合えば、どんなスマートフォンでも使えますか?

使えません。microSDHC も microSDXC も、端末側のカードスロットがその規格に対応していないと使えません。大容量のカードを選ぶときは、端末の対応を確かめます。

SIM カードと SD カードは同じものですか?

別のものです。SIM カードは電話番号などの加入者情報を記録した IC カード、SD カードはデータを保存するメモリカードです。

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出典・注記

出題範囲は、2026年11月2日にMCPC の公式ページで確認しました。用語の説明は、もちこ道場の問題と解説をもとにまとめたものです。

  1. スマートフォン・モバイル実務検定(MCPC 公式)